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おまけ;移入種

内陸部で見られる鳥

マレー半島から広がる生物地理学的な東端がサモア諸島(アメリカンサモア含む)です。
文献によるとサモア固有種は9種だそうです。
        

学名:Lalage maculosa
和名:ポリネシアナキサンショウクイ
英名:Polynesian triller
サモア名:
その他:
 サモア諸島の中でもサモア(ウポル、サバイイ)にしかいないらしい。サモアではどこでも一般的に見られる。USP構内にて。
学名:Collocalia spodiopygius spodiopygius or genus Aerodramus
和名:コシジロアナツバメ
英名:White-rimped swiftlet
サモア名:Pe'ape'a
その他:
 USP構内にて。腰の背側が白いツバメ。夕方見かけることが多い。

学名:Porphyrio porphyrio
和名:セイケイ
英名:Purple swamp hen
サモア名:Manu-alii、Manu sa
その他:
 上下ともUSPにて。クイナの仲間。警戒心が非常に強く、外敵に気づくとすぐに藪の中へ逃走する。普段は飛ばず、歩く姿は非常に優雅である。なお、「manu」は"鳥"、「alii」は"紳士、きちんとした男性、長"という意味である。
 下の写真は子連れ。幼鳥はまっくろけである。
学名:Rallus philippensis
和名:ナンヨウクイナ
英名:Banded Rail
サモア名:Ve'a
その他:
 クイナの仲間。郊外に非常に多く、警戒心は強い。普段は飛ばないが、敵に襲われた時などの非常時には短距離ながら飛ぶ。
学名:Myzomela cardinalis
和名:ミツスイ
英名:Cardinal Honeyeater(♂)
サモア名:Segasegamau'u
その他:
 郊外にて多く見られる。オスは頭まで赤いがメスの頭は黒いので雌雄判別は容易。名前の通り花の蜜をエサとする。
学名:Anas superciliosa
和名:マミジロカルガモ
英名:Grey duck, Pacific black duck
サモア名:Toloa
その他:
 サバイイ島マタヴァイ村にて。望遠装備を持っていなかったため、小さい…。

学名:Phaeton lepturus
和名:シラオネッタイチョウ
英名:White-tailed tropic bird
サモア名:Tava'e
その他:
 海鳥のようだが内陸に相当入った場所でよく見られる。高い位置を飛び、地上には降りないようだ。両写真は同個体。マァアギアギ奥にて。
学名:Tyto alba
和名:メンフクロウ
英名:Barn owl
サモア名:Lulu
その他:
 白いフクロウ。USP構内にて。飛び去る時に羽音が全然しない。世界的に分布しているらしい。

学名:Ptilinopus porphyraceus Fasciatus
和名:ヒメアオバト
英名:Crimson crowned fruit dove
サモア名:Manu-tagi
その他:
 USP構内にて。非常に警戒心が強く、近寄るのは難しい。しかし鳴声に特徴があるため、居場所の見当をつけるのは容易。

学名:Foulehaio carunculata
和名:ニクダレミツスイ
英名:Wattled honeyeater
サモア名:Iao
その他:
 日本のメジロの2倍程度の大きさで、鳴声がきれい。声色としては日本の鶯に近い。
(上) USP構内にて。
(下) マァアギアギにて。地元の子がスリングショットで打ち落としたもの。

学名:Rhipidura nebulosa
和名:サモアオウギビタキ
英名:Samoan fan-tail
サモア名:Sau
その他:
 つがいで行動するところをよく見かける。低地でも郊外にて見られる。ウポルとサバイイでそれぞれ固有亜種が存在し、ウポル島産の亜種はR. n. nebulosa、サバイイ島産亜種はR. n. alteraとされる。
(上)ウポル島高地にて。
(下)ウポル島タパタパオにて。

学名:Petroica multicolor
和名:サンショクヒタキ
英名:Scarlet robin
サモア名:Tolaiula
その他:
 ウポル島高地草原地帯にて。写真上が♂、写真下が♀。サモア諸島ではサモア領のみに分布。
学名:Ducula pacifica microcera
和名:ミナミコブバト
英名:Pacific pigeon, Pacific imperial pigeon
サモア名:Lupe
その他:
 サバイイ島フォガツリ村付近にて。
学名:Pluvialis fulva
和名:ムナグロ
英名:Pacific golden plover
サモア名:Tuli
その他:
 USP構内にて。9月から4月に大洋州にやってくる渡り鳥。アラスカやカナダ北部から5000マイル以上、ノンストップで飛んでくるらしい。なぜなら、この種は水に降りられないからである。

学名:Todiramphus recurvirostris
和名:サモアショウビン
英名:Flat-billed kingfisher
サモア名:Ti'otala
その他:
 USP構内にて。構内の電線に止まっているのをよく見かける。ウポル島では全島的に分布し、山地にてよく見かけられる。

学名:Gygis alba
和名:シロアジサシ
英名:Common white tern、Common fairy tern
サモア名:Manu sina
その他:
 USP構内にて。アジサシの仲間。真っ白な体が青空を飛ぶ様は非常に美しい。地上には降りず、常に高い位置に止まる。
学名:Aplonis atrifusca
和名:サモアカラスモドキ
英名:Samoan starling
サモア名:Fuia
その他:
 サモア諸島固有種。サバイイ島ファレアルポ-ウタにて。内陸部に多い鳥。

学名:Vini australis
和名:ズアオムスメインコ
英名:Blue-crowned lorikeet
サモア名:Sega vao
その他:
 高所から降りてくることはなく、警戒心が強いようだ。ランブータンの木に集まり、果実を食べていた模様。ウポル島タパタパオにて。
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