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  1. 水圏の生物
  2. 陸圏の生物
おまけ;移入種

移入種

       

−哺乳類−

牛や馬などの大型陸上哺乳類は欧米人が渡来してから、
小型の犬やネズミはポリネシア人渡来とともに持ち込まれたようです


学名:
和名:?
英名:Pacific rat?
サモア名:Isumu
その他:
 活動先の農場に出没するネズミ。顔は可愛いが、アヒルの卵を食べてしまう、地面を掘ってキャッサバの根を食ってしまうなどやることは迷惑この上ない。ポリネシア人の渡来とともに海を渡って来たらしい。
学名:Bos taurus
和名:ウシ
英名:Cattle
サモア名:Povi
その他:
 時々ノラウシがいます(本当は野良じゃないのかも知れませんが)。写真は牧場の牛です。

学名:Sus scrofa domesticus
和名:ブタ
英名:Pig
サモア名:Pua'a
その他:
 サモアの家庭では敷地内にブタを放し飼い。言ってしまえば動く生肉貯蔵庫。群れの中から選ばれたブタが毎週日曜日に食卓を飾る…。
(上) ホームステイ先のブタたち
(下) USP農場から逃げ出した子豚が育って野良ブタへ。
学名:Canis lupes familiaris
和名:イヌ
英名:Dog
サモア名:Maile
その他:
 サモアでのイヌの地位は自動不審者撃退装置(外国人が所有するイヌはその限りではない)。フリーレンジかつ自動充電式。あくまでもセキュリティ装置なので、サモア人はわざわざ餌はやらず、撫でもしないが、主人(家族)が歩いて出掛ける際にはきちんとついていったりする。
 夕方以降、飼われているイヌでも野良犬化するため、サモアの夜は危ない。

学名:Felis silvestris catus
和名:ネコ
英名:Cat
サモア名:Pusi
その他:
サモア人はネズミ退治のために飼う。しかし、あくまで自動ネズミ退治機であり、ペットではないので餌はやらない。

−鳥類−

街中の他、郊外・山地でも耕作地(人の手が入った場所)には見られます。

学名:Columbia livia
和名:ドバト
英名:Rock dove、Domestic pigeon
サモア名:
その他:
 ヨーロッパ人が持ち込んだ種。市街地でよく見られる。全く利用されていない。
学名:Gallus gallus domesticus
和名:ニワトリ
英名:Chicken
サモア名:Moa
その他:
 ポリネシア人渡来とともに持ち込まれたと言われる。品種改良はされていないことから、ニワトリ原種すなわちセキショクヤケイに近い存在(早い段階で分化した品種)だと予想されている。サモアではローカル・チキン(Local chicken)、つまり地鶏と呼ばれており、輸入物に比べて味がよく、人気は断然高い。しかし、一般流通はしていない。

学名:Acridotheres tristis
和名:
英名:Common myna
サモア名:
その他:
 町でよく見られるサモアのカラス的存在。アジア原産で、日本のムクドリの近縁種。
(上) JICAオフィスにて。
(下) USP構内にて。
学名:Pycnonotus cafer
和名:
英名:Red-vented bulbul
サモア名:Manu pa~lagi, Manu papa~lagi
その他:
 アジア原産の外来種。街中はもちろん、人の手の入っている場所であればどこでも見られる。

−その他陸上動物−

学名:Achatina fulica
和名:アフリカマイマイ
英名:African giant snail
サモア名:
その他:
 貪食、よく増える、移動が速い、と3拍子そろった凶悪種。野菜や果物の大害虫。サモアでは不明だが、原産地では寄生虫の中間宿主とされ(広東住血線虫)、人間に感染すると重大な障害を引き起こすか死亡すると言われる。過去にサモアに立ち寄った船が持ち込んだ(船には食料として持ち込んでいたらしい)とされるが、サモアでは全く利用されない。
 過去にサモアで駆除作戦が展開されたが増加が止められず、頓挫した経緯がある。つい最近までサバイイ島にはまだ侵入していないとされていたが、すでにサバイイの何箇所かに侵入、定着してしまった。
学名:Laevicaulis alte
和名:
英名:
サモア名:Gau, Gaupapa, Matefa~nau
その他:
 ナメクジの一種、USP構内(自宅の庭)にて。非常に平たい体を持つ。
学名:Bufo marinus
和名:オオヒキガエル
英名:Cane toad
サモア名:
その他:
 サモアでは何年かに一度見られるという。口に入るものは何でも捕食する上に、後頭部に毒腺を持つことから非常に厄介視されている(犬がくわえて死んだ、という例があるらしい)。
 アピア近郊で繁殖したと言う情報もあるらしいが、真偽は不明。侵入経路はアメリカンサモアからのコンテナと言われているが定かではない。

−魚類−

 資料では6種が導入されました。定着したのは何種?



学名:Oreochromis niloticus
和名:ナイルティラピア
英名:Nile tilapia
サモア名:?
その他:
(上)もしかしたらモザンビークティラピア。アピア市内の川にて。産卵床を作り、立派に繁殖。
(中)ウポル島東部、アフリロダムにて。野生化個体。SL:8cm、D:0.2m。(20071117)
(下)ウポル島東部、アフリロダムにて。釣りにて漁獲。ミミズを放り込めば入れ食い状態。
学名:Poecilia reticulata
和名:グッピー
英名:Guppy
サモア名:Tilapia?
その他:
 過去、サモアではフィラリアが流行し、その撲滅にWHOやJICAが関わった。サモア天然資源・環境省の資料によれば、カダヤシやグッピーが市街地水路のボウフラ退治のために導入されたという記録がある。それから10年以上、現在でも順調に数を増やしている。
 なお、近隣のサモア人はグッピーが成長してティラピアになると信じている様子。だからティラピアと呼んでいる、と思われる。

学名:
和名:金魚
英名:Goldfish
サモア名:
その他:
 ウポル島中央部山地、ラノトオ湖にて。法外な値段を請求されたタクシーを降りてから歩くこと3時間、かつての火口に水が溜まってできたラノトオ湖にたどり着く。その昔、ドイツ人が放流したらしいが、サモア環境省が最近追加したという話もあり。その他、ラノトオ湖にはモザンビークティラピアも生息しているが、それも環境省により追加されたという資料がある。
学名:Oreochromis mossambicus
和名:モザンビークティラピア
英名:
サモア名:
その他:
なお、上記以外の種は…
  • カダヤシ(モスキートフィッシュ)
  • タップミノー(メキシカンモーリー)

−植物など−

まだまだ整頓中です。が、環境省の資料によれば、500種はあるようです。
今後園芸植物の輸入によりますます増えていくでしょう。作るのやめようかな。

学名:
和名:オジギソウ
英名:
サモア名:
その他:
 葉を触るとお辞儀をする。南米原産の植物。人の手が入った場所では必ずというほど見ることが出来る。茎が棘で覆われているため家畜も食べず、庭仕事では手に刺さるというどうしようもない雑草。
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